スズキ会長「私が辞めるわけにもいかない」 85歳の鈴木修会長が後継問題に言及

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スズキは今期、2期振りの最高益更新めざす

2009年に資本提携したVWとの関係はどうか。対等を求めるスズキと、支配力を強めたいVWの方針がかみ合わず、現在はスズキ株の20%弱を保有するVWに対し、スズキが資本・業務提携の解消を求め、国際仲裁裁判所で係争中だ。VWのアニュアルレポートでは、2015年前半に結論が出るとの記載があった。

「VWの問題は、欧州のことでいろいろ聞こえて参りますが、私どもは仲裁を訴え、訴訟を起こした立場でございますから、静かに判決を待つ、と言うこと以外はございません。また情報もございませんので、それが回答になるかならんか知らんけど、ご理解を」。

会見では最初から最後まで、常に全開だった鈴木会長。やはりどこまでいっても、鈴木会長あってのスズキ、なのか。

                       (撮影:今井康一)

 

山田 雄大 東洋経済 コラムニスト

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やまだ たけひろ / Takehiro Yamada

1971年生まれ。1994年、上智大学経済学部卒、東洋経済新報社入社。『週刊東洋経済』編集部に在籍したこともあるが、記者生活の大半は業界担当の現場記者。情報通信やインターネット、電機、自動車、鉄鋼業界などを担当。日本証券アナリスト協会検定会員。2006年には同期の山田雄一郎記者との共著『トリックスター 「村上ファンド」4444億円の闇』(東洋経済新報社)を著す。社内に山田姓が多いため「たけひろ」ではなく「ゆうだい」と呼ばれる。

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