ChatGPTの激震で「大学入試」はどう変わる?4つの博士号を持つ冨田勝が今思うこと 生成AIの普及で問われる「人間としての価値」
ちなみに私は中学1年生の時、1人でトランプゲームのポーカーを5000回やって統計を取り、リポートを提出したところ、先生がとても面白がってくれて教員室でも話題になりました。どんなマニアックなことでも徹底的に深掘りすると感動してくれる人がいるというこの原体験が、私の研究者人生につながっています。
親御さんや先生方には、子どもたちが自分のやりたいことや好きなことを見つけて深掘りできるようなサポートをしていただけたらと思います。大人から見てくだらないと思うことでも、それがその子の人間的魅力の一端なのかもしれません。
一般社団法人鶴岡サイエンスパーク代表理事、慶応大学名誉教授
1957年東京生まれ。慶応大学工学部卒業後、米カーネギーメロン大学に留学し、AIの分野で修士課程と博士課程修了。カーネギーメロン大学助手、助教授、准教授、同大学自動翻訳研究所副所長を歴任。90年より慶応大学環境情報学部助教授、教授、学部長を歴任。2001年より慶応大学先端生命科学研究所所長を務め、23年3月に退任。その間、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズを創業して13年東証マザーズに上場し、Spiber、サリバテック、メタジェンなど計9社の慶応鶴岡発ベンチャーを創業支援。21年より一般社団法人鶴岡サイエンスパーク代表理事。23年4月より慶応大学名誉教授。取得学位はPh.D(情報科学)、医学博士(分子生物学)、工学博士(電気工学)、政策メディア博士(地方振興策)。米国National Science Foundation大統領奨励賞、文部科学大臣表彰科学技術賞など受賞多数
(文:國貞文隆、写真:鶴岡サイエンスパーク提供)
東洋経済education × ICT編集部
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