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リニアを「絶対必要」と信じるJR東海のヤバさ 人口減少下で東海道新幹線と併存させる不思議

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リニアのイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
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リニア新幹線計画に疑念を持っている。

時速500キロメートルで東京─大阪間を1時間で結ぶと言われても、「それが、どうしたの?」という感じである。そもそも、大阪まで開通するのは早くても14年後だ。そんなことに、10兆円もかけるのはいかがなものだろうか。

どうやら私だけではなく、鉄ちゃん(鉄道マニア)もリニアにはあまり興味がないと聞く。9割近くはトンネル内を走るため、撮影することも難しい。乗ったところで旅情はまったくない。

数年前、山梨の実験線に試乗した。半世紀以上もかけて開発してきただけに、走行は安定している。騒音も思ったよりは少ない。だが、車内は狭いし、窓の景色は暗闇ばかり。言ってみれば、高速の地下鉄といったところか。

やっぱ、いらないんじゃね。

ところがJR東海の経営陣や社員は、口をそろえて「絶対に必要だ」と言い張る。いわく、「東海道新幹線だけでは心もとない」「地震などの災害時に、リニアがあれば輸送に使えるので安心である」と。

本当だろうか?

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