パキスタンを昨年襲った壊滅的な大洪水は、私たちに気候変動の危険性を改めて思い起こさせただけではない。この災害は、何千万という子どもたちが構造的に裏切られているという事実をむき出しにするものでもあった。
モンスーンの大豪雨で破壊された学校は2万7000校にも及び、子どもたちの教育が止まった。国連機関や非政府組織(NGO)の懸命な取り組みにもかかわらず、今も何百万という子どもたちが教育を受けられずにいる。
気候変動による教育危機の関連性
気候変動と強制移住、教育危機の関連性は、かつてないほど明白なものになっている。気候変動で難民化する人々の数はすさまじい規模で増えており、学校が閉鎖されるなどして教育が中断するという破壊的な連鎖反応がドミノ倒しのように広がる。
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