【教員600人に調査】オンライン授業は意外と実施されている?2020年からのデータ推移を見る

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
東洋経済education×ICT編集部では、GIGAスクール構想やICT教育に対する現場のリアルな声を理解するため、2020年5月と12月、2021年6月と12月の4回、全国600人の小・中・高の教員に向けた独自アンケートを実施してきた。その第5回目となる教員600人に向けたアンケートを2022年12月に実施した。今回の記事では、オンライン授業の現状について、第1回目から第4回目までのデータも見つつ、オンライン授業の浸透度合いの遷移について見ていきたい。

【調査概要】教員600人の属性について

「教育従事者向けアンケート」東洋経済education×ICT編集部調べ
実施日:2022年12月
調査人数:600人
職業:教職員(正規雇用513、非正規雇用87)

教員600人の調査結果のグラフを一覧で見る

「オンライン授業」2020年から2022年の浸透度合いについて

オンライン授業の経験について聞いた調査では、2020年5月から同じ質問をしているが、今回「オンライン授業はしたことがないが、検討している」と「オンライン授業をしたことがあり、現在もしている」で前回結果と異なる差が出た。

「オンライン授業はしたことがないが、検討している」は前回1年前の調査と比べて190人から91人になった。一方で同じくオンライン授業について未経験である「オンライン授業はまったく検討も、したこともない」と答えた人は、前回とほぼ同じ。前回調査時から、未経験だが検討してきた教員たちはこの1年でオンライン授業を経験したことがわかる。

「オンライン授業をしたことがあるが、現在はしていない」については、前回より少し増えたが、昨今のコロナ禍における行動制限の緩和がなされた現状、回答数はかなり増えると予想したが、前回調査から少し増えただけなのがやや意外な結果だったといえる。

「オンライン授業をしたことがあり、現在もしている」については、前回58人だった回答が今回129人と倍以上に増えた。コロナ禍に慣れたことや行動制限の緩和により、対面授業に戻るかと思われたが、オンライン授業が一定数受け入れられた結果になった。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事