記事の目次
【調査概要】教員600人の属性について
「オンライン授業」2020年から2022年の浸透度合いについて
オンライン授業の今後の行方
オンライン授業のやり方、問題点、基本ノウハウなど

【調査概要】教員600人の属性について

「教育従事者向けアンケート」東洋経済education×ICT編集部調べ
実施日:2022年12月
調査人数:600人
職業:教職員(正規雇用513、非正規雇用87)

教員600人の調査結果のグラフを一覧で見る

「オンライン授業」2020年から2022年の浸透度合いについて

オンライン授業の経験について聞いた調査では、2020年5月から同じ質問をしているが、今回「オンライン授業はしたことがないが、検討している」と「オンライン授業をしたことがあり、現在もしている」で前回結果と異なる差が出た。

「オンライン授業はしたことがないが、検討している」は前回1年前の調査と比べて190人から91人になった。一方で同じくオンライン授業について未経験である「オンライン授業はまったく検討も、したこともない」と答えた人は、前回とほぼ同じ。前回調査時から、未経験だが検討してきた教員たちはこの1年でオンライン授業を経験したことがわかる。

「オンライン授業をしたことがあるが、現在はしていない」については、前回より少し増えたが、昨今のコロナ禍における行動制限の緩和がなされた現状、回答数はかなり増えると予想したが、前回調査から少し増えただけなのがやや意外な結果だったといえる。

「オンライン授業をしたことがあり、現在もしている」については、前回58人だった回答が今回129人と倍以上に増えた。コロナ禍に慣れたことや行動制限の緩和により、対面授業に戻るかと思われたが、オンライン授業が一定数受け入れられた結果になった。

オンライン授業の今後の行方

今後の授業方針について、オンライン授業を絡めて聞いた今回の質問では、やはり、対面授業をメインに行いたい、という回答が約60%あったが、約40%はオンライン授業をメインあるいは一部に取り入れたいという回答だった。

オンライン授業について徐々に浸透してきていることがわかる調査結果だといえる。今後も浸透して、ケース・バイ・ケースでうまく活用が進んでいくのではないだろうか。

オンライン授業のやり方、問題点、基本ノウハウなど

オンライン授業の効果的なやり方や基本のノウハウなどについては、下記の記事で紹介している。

オンライン授業の効果的な仕方とは?上手な活用方法や注意点を解説

■過去の調査記事■

2021年12月調査
コロナ禍なのにオンライン授業が浸透しない訳とは?教員、保護者、生徒も後ろ向きな回答
https://toyokeizai.net/articles/-/507284

2021年6月調査
https://toyokeizai.net/articles/-/435643
https://toyokeizai.net/articles/-/434665

2020年12月調査
https://toyokeizai.net/articles/-/401177
https://toyokeizai.net/articles/-/399003

2020年5月調査
https://toyokeizai.net/articles/-/364166
https://toyokeizai.net/articles/-/362680
https://toyokeizai.net/articles/-/362009