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中国で定着し始めた「露天営業」、政府も後押し 副収入の確保や新しいライフスタイルとして人気化

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収入やライフスタイルの新しい形であると同時に、「柔軟な就業」という意味合いを持っている。

人で活気づく上海の繁華街
上海では条例が改正され、露店営業の規制が緩やかになる見込みだ(写真:アフロ)

新しい形の「露店経済」が中国で拡大している。中心はSNSを自在に活用する若い世代だ。政府は個人の露店営業について積極的に後押しする姿勢を見せており、新たな収入の道として定着しつつある。政府が露店を事実上、公認する背景には、景気の失速や若年層の失業率の上昇がある。

SNSを活用した新しい「露店営業」

上海市政府は9月22日、衛生管理条例を20年ぶりに改正。これまで「都市景観を害する」などとして厳格に取り締まってきた市内の露店営業を、区域や時間帯などを指定したうえで市民に開放すると発表した。PCR検査や外出規制でうんざり気味の市民も、「久々に政府のまともな政策が出た」と歓迎の様子だ。

詳細は未発表だが、報道によれば交通量の多い道路や橋、あるいは交通の障害になる場所では従来どおり禁止。それ以外の幅の広い歩道や道路脇の駐車スペース、公共施設の敷地内など、一定の区域を指定し、路上での営業を認める。

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