毎年悩む確定申告､税理士費用はいくらかかるか フリーランスや副業会社員のための税金入門

それなら税理士に頼まなくても、自分でやれるものなのか。

結論から言うとできる。

税理士費用を節約したい、あるいは自身で調べながらやりたい、などの理由で対応する時間を確保できるなら、一度やってみるといいかもしれない。ただ、その場合はできるだけ早く、12月ごろには下準備を始めるようにしよう。

市販の書籍やインターネットの検索などで確定申告のやり方を調べ、領収書などを整理・分類して集計する。自分で着手してから1カ月経っても、着手できない、進まない、あるいはよくわからない場合には、税理士に依頼することも視野に入れて、税理士探しを並行するとよい。

直前になって税理士に頼むのは難しい

確定申告の直前になって「やはり難しいのでできない」となっても、税理士にも案件が殺到し、多忙になっている。そのため税理士探しに苦労している人が多い。

また、直前に駆け込みで相談する人の中には、確定申告のやり方を教わりたい、自身で作成した申告書を税理士にチェックしてもらいたい、などで税理士費用をなるべく抑えようとする人もいる。

しかし、そのような依頼を受けてくれる税理士はほとんどいない。自分自身でやるにしても、税理士に依頼するとしても、事前に計画的に準備・進行することを心がけたい。