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円安の中でのコロナ対策緩和、開国に対する期待 訪日外国人の消費のみならず投資も増加する

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日本の家電量販店のレジに殺到する外国人旅行客
(撮影:尾形文繁)

10月11日から水際対策が緩和され、訪日外国人観光客のビザなし渡航や個人旅行が再開された。2019年には3200万人が日本を訪れ、約5兆円を消費してくれたことが、当時すでにかなり進んでいた円安の流れを一時的に押しとどめていた。

その後、新型コロナウイルス感染拡大で訪日客の流れをほぼ完全に止めてしまったため、円相場は支えを失ってしまい、貿易赤字の急拡大と相まって20年半ばから2年以上円安基調が続く結果となってしまった。

円安を生かし訪日客増加に期待

20年4月以降の2年半でみると、円は主要通貨の中で最も強かった豪ドルに対して40%超下落しただけでなく、円の次に弱かったユーロに対してでさえ20%以上も下落している。まさに円独歩安である。

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