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投資家ティール「トランプ献金」で狙う米国大改造 IT業界と決別したシリコンバレーのドン

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紙幣を手に講演するティール氏
4月、フロリダ州で開催された「ビットコイン2022」で基調講演を行ったティール氏(写真:AP/アフロ)

シリコンバレーの「ドン(首領)」の異名をとる起業家にして投資家でもあるピーター・ティールの中間選挙での動きが注目されている。民主党支持が圧倒的に強いIT業界では異端のトランプ前大統領支持者として知られ、2016年大統領選挙では共和党大会でトランプ支持の演説をし、選挙終盤で多額の献金も行った。

『フォーブス』誌長者番付によれば26億ドル(約3700億円)、一説にはその倍以上の資産を持つとされるティールは、米メディアなどが明らかにしただけで、すでに4000万ドル(約57億円)近い資金を共和党の上院4人、下院12人の候補につぎ込んだ。

いずれもトランプ派候補で、とくに昨年1月6日の連邦議会襲撃事件後、トランプ大統領(当時)の弾劾訴追に賛成票を投じた下院議員を共和党候補選びで追い落とすための「刺客」候補すべてに資金提供した。ただ、ティールがトランプ前大統領を全面的に支持して中間選挙に資金を投じているのか、にわかに断定はできない。一昨年の大統領選挙ではティールはトランプ陣営にまったく資金提供していない。前大統領の政策実行に不満だったからだともいわれる。

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