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極右の黒幕に賠償命令、陰謀論が映す米社会の闇 トランプ元大統領や米議会襲撃事件との接点も

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極右陰謀論者でトー ク番組の司会も務めるジョーンズ氏
ジョーンズ氏はトランプ前大統領との関係が深く、米連邦議会襲撃事件にも関わった(写真:AFP/アフロ)

米時間8月5日、テキサス州地裁は極右陰謀論者、トーク番組司会者として知られるアレックス・ジョーンズに対し、総額4930万ドルの損害賠償をサンディーフック小学校銃撃事件の遺族に支払うよう命じた。

同事件は、コネティカット州の小学校に侵入した20歳の男が児童20人と教員6人を殺害したもので、2012年に起こった。以降ジョーンズは「事件は銃規制派が仕組んだフェイクで、泣き叫ぶ児童や親には俳優が動員された」と主張し続けた。ジョーンズの支持者から遺族に対して殺しの脅迫や嫌がらせが続き、10家族から訴えが起こされている。

今や陰謀論になびきやすくなっている米国で、陰謀論を社会の中心へと押し上げたと見なされる人物に対して巨額の賠償金が科せられた。今回の判決は、陰謀論が鳴りを潜める契機になるのだろうか。

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