その場合、現在入居している店舗の撤退や移動といった「クリーニング費用」が発生。とくに西武池袋本店の地上1階には世界的な高級ブランドが多数入居しており、「多額の違約金も加わって、莫大なクリーニング費用が発生する」(百貨店関係者)と見られている。
フォートレスがそごう・西武買収で提示した提案にはこうした費用は含んでおらず、「セブン&アイ側が負担すべきもの」との主張。それに対してセブン&アイは「クリーニング費用を払ったら売却益が減ってしまう」(同)ため、安易に主張をのむことができず、交渉が頓挫しているというのだ。
もうひとつは、セブン&アイ内部の足並みがそろっていないことだ。
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