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医薬品メーカーの成長を左右する「重要な費用」 武田薬品工業とモデルナの決算書を比較する

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難解な決算書はビジュアル化し、企業同士や経年で比べることでわかる。さまざまな企業の決算書を図解で攻略していく。

1年未満で新薬承認されたモデルナワクチン(写真:AFP/アフロ)

医薬品メーカーの決算の特徴は、売上原価が低いこと。医薬品自体の製造コストはさほどかからないからだ。

一方で、販売管理費などの営業コストは高め。MR(医薬情報担当者)が、医療機関に営業する費用が大半だ。過去には薬価高止まりを防ぎたい財務省が「販管費が高すぎる」と、指摘したことがある。

新薬開発がなければ先細りになるため、研究開発費は重要。武田薬品工業の場合、売上高の15%程度をつねに投じており、2021年度は5260億円に達した。

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