難解な決算書はビジュアル化し、企業同士や経年で比べることでわかる。さまざまな企業の決算書を図解で攻略していく。
トレーディング(モノの取引)から事業投資まで行う総合商社。扱う金額が大きいので、決算は売上高ではなく、最終的にいくら儲けたか、純利益で測るのが業界の慣例だ。
2021年度は5大商社すべてが過去最高純利益を更新した。原油や原料炭の高騰などで資源事業が絶好調であることが要因で、トップの三菱商事は9375億円という空前の数字になっている。
ただ資源事業は市況に左右されやすいため、安定的に稼げる非資源事業に力を入れる動きがある。そしてその比重は各社で異なる。
安定して稼げる土台をつくっている
伊藤忠商事の純利益の内訳を見ると、資源事業が占める割合は少ない。純利益の過半を資源事業が占める三井物産とは対照的だ。
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