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日本電産と村田製作所、利益率が大きく違う理由 売上高に占める原価率に大きな違いがある

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難解な決算書はビジュアル化し、企業同士や経年で比べることでわかる。さまざまな企業の決算書を図解で攻略していく。

日本電産の永守重信会長(左、撮影:ヒラオカスタジオ)と村田製作所(右、撮影:尾形文繁)

電子部品業界各社の戦略の違いは売上原価に表れる。大手である日本電産、村田製作所の売上高に占める原価率を比較すると、日本電産は8割弱、村田製作所は6割弱と差は歴然だ。

日本電産は、価格を抑えてシェアを拡大する、コストリーダーシップ戦略を柱としている。一方の村田製作所の戦略は、高機能化による差別化だ。高付加価値製品は代替品がなく、市場投入から時間が経っても価格を維持できる。

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