大学入学共通テストの概要とは?新たにできる受験科目もチェック
以上の理由で現場の教職員や生徒から(署名活動などの)大きな反発があり、現行の大学入学共通テストになったのです。
2022年度の高校1年生から新しい学習指導要領が始まります。新学習指導要領に対応した新たな大学入学共通テストも現在検討されている段階で、今後も少しずつ変更されていく予定です。
大学入学共通テストの過去概要
ここでは過去の大学入学共通テストの概要を紹介します。令和4年3月時点で2年分しか実施されていませんので、2年分のデータをご紹介します。

大学入学共通テスト 日程
大学入学共通テストの日程は以下のとおりです。
現在2023年度は日程のみ公表されていて、例年どおり1月に実施予定です。

大学入学共通テスト 受験科目
大学入学共通テストの受験科目は以下のとおりです。
大学入学共通テスト 2024年度から新たにできる科目
2022年度の高校1年生から学習指導要領が変わります。新学習指導要領を受け、25年度から大学入学共通テストの科目も変更するとの予告が、文科省より発表されています。
具体的には地理が【地理総合、地理探究】に、日本史や世界史が【歴史総合、日本史探究】【歴史総合、世界史探究】に変更になります。
また、現代社会が【公共】に変更になり、新たに【情報Ⅰ】が入試科目に追加されます。
なお今後さらに変更する可能性があり、最終的な決定は2023年6月ごろと発表されています。
まとめ
今、大学入試は大きな変化の時期であり、親世代が経験したようなこれまでの受験の知識では対応できなくなりました。大学入学共通テストはセンター試験と比べて、問題の質や形式が大きく変わり、より思考力や問題解決力が必要な試験になったためです。今後も【情報Ⅰ】が試験科目に加わるなど、大きな変化が予測されます。
そして大学入試の変化により高校の教育や授業も、知識注入型の授業から、より知識を活用した探究的な授業へシフトしていくでしょう。時代の変化とともに、教育も入試も変化し続けています。つねに新しい情報を入れながら対応していきましょう。
地方で働く現役高校教師。仕事に誇りを持ちつつ、明るく・楽しく教育に携わっていけるような新しい形の教師像を模索中。教員という職業のイメージアップな情報発信をしている。
(写真:Getty Images)
執筆:earth
東洋経済education × ICT編集部
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