マネジメント信仰が会社を滅ぼす 深田和範著
経営コンサルタントの著者は、昨今のドラッカーブームを牽制しながら、マネジメントさえしっかりしていれば会社がうまくいくような幻想が蔓延していることを危惧する。そして、経営者がとにかくマネジメント理論・手法に傾倒するあまり、本来のビジネスをおろそかにし、業績不振に陥ってしまったケースを数多く見てきたという。自ら意思決定ができなくなったり、管理・調整はすれど責任を取らない、本書に取り上げられたような勘違い経営者の事例はあまりに深刻だ。
行き着くところは経験と勘と度胸となるが、社員がこれらを発揮できる状況をいかに作り出せるかがカギとなろう。ビジネスの本質を見失わないための経営術を伝授する。
新潮新書 714円
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