ウクライナ侵攻で、ロシアの天然ガスに注目が集まる。天然ガス輸入国の中国はどう出るか。

中国とロシアを結ぶ、天然ガスのパイプライン「シベリアの力」(新華社/アフロ)
ロシアのウクライナ侵攻によって、エネルギー分野ではロシア産天然ガスの供給に関心が集まっている。中国はロシアからパイプラインで天然ガスを輸入しており、今後も新たな建設計画が続く。ロシアは世界最大の天然ガス輸出国であり、ロシア経済の根底を支える資源輸出に中国がどう対応するか、注目される。
中国の天然ガス輸入量のうちロシア産の占める割合は1割弱。中国は国内でも天然ガスを産出するが、年間の産出量は国内消費量の1割強にとどまる。
中国が輸入する天然ガスは海上輸送のLNG(液化天然ガス)と、陸上に敷設されたパイプラインで送られるCNG(圧縮天然ガス)。その内訳はLNGが約6割、CNGが約4割だ。日本は中国に次ぐ世界第2位の天然ガス輸入国で、ほぼ全量を海上輸送に依存しているが、中国は近隣諸国を経由するパイプラインの存在感が大きい。
記事全文を読むには有料会員登録が必要です。
(残り 1266文字 です)
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
【9/30(火)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら