政府は国と地方の基礎的財政収支(PB)を2025年度に黒字化するという財政健全化目標を堅持する方針を確認した。
1月中旬に内閣府が公表した「中長期の経済財政に関する試算」によれば、国・地方のPBは従前の試算よりも1年早い26年度には黒字に転じる見通しだ。そのため、社会保障費を含む歳出改革を続ければ目標は達成可能というわけだ。
その背景にはコロナ禍にもかかわらず好調な税収がある。20年度の国の一般会計税収は60.8兆円と過去最高を更新、当初の税収見通しを5.7兆円上回った。今年度も好調が見込まれている。
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