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中部銀次郎が伝えるアマチュア精神 亡くなって、20年が過ぎた

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(イラスト:ソリマチアキラ)

中部銀次郎さんが亡くなって、20年が過ぎた。言うまでもないことだが、これまでに日本アマチュアゴルフ選手権のタイトルを6回獲得し、ほかのあらゆるアマチュアのタイトルをも奪ったといわれるほど強かった人だ。

もう過去の人と思われるかもしれないが、いまだに一般ゴルファーの中に、中部銀次郎のゴルフ哲学というものが伝承されている。頑固なまでにピュア(純粋)なアマチュアゴルファー。極端に言えば曖昧模糊なその言葉の中軸に、彼の存在感をひしひしと感じてしまうのである。

昨今は、プロとアマの線引きが不透明になり、ともすればアマチュア選手として実績を残してプロ転向するという傾向が強くなっている。確かに、競技ゴルフの中では顕著だけれど、もう少し深い意味で、アマチュアゴルフを楽しむという観点から見ると、中部銀次郎のゴルフの取り組み方は、ゴルフ本来のあり方なのだと共感する人もいるからだろう。

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