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「おひとり様」の時代にこそ「共食」は大切だ 心の満腹感を得られる

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一人旅、一人カラオケ、一人キャンプ──「ソロ活」はすっかり社会的に認知された。中でも一人飯ともなると、一人居酒屋、一人焼き肉とジャンル分けされるほど。「孤独のグルメ」「ひねくれ女のボッチ飯」などのテレビ番組にもなっている。

人付き合いに疲れ果てた現代社会のあだ花と嘆くべきか、はたまた個人の自由が確立したと喜ぶべきか。いずれにしろ「おひとり様」の流れは、コロナ禍を通じて完全に定着した感がある。飛沫防止パネルに囲まれて、黙食するには一人飯は好都合だ。

事業者側も心得たもの。一人旅でも昔のように旅館などで嫌な顔をされることはなくなった。飲食店では客の回転率が上がるとむしろ「個食」を歓迎して、積極的にカウンター席を設ける動きもある。ウーバーイーツのようなデリバリーサービスでは食事を1人分から届けてもらえる。

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