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学校改革で光る独自教育 Part1 進学校の実力|躍進する新設校と復権する伝統校

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新設校と伝統校が私立ならではの「とがった」教育に挑む。

国際教育に強み、広尾学園の新設校
広尾学園小石川 [東京都文京区]

(撮影:梅谷秀司)

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2021年の中学受験で注目を集めたのが新設校、広尾学園小石川中学校・高等学校だ。同校の前身は村田女子高等学校で、18年に国際教育で知られる広尾学園(東京都港区)と教育連携を結び、教職員間の交流を進めてきた。そして今年4月、校名を改称し共学の中高一貫校としてスタートした。人気の広尾学園の教育が受けられると評判を呼び、初年度にもかかわらず、120人の定員に対し3801人が出願した。

奥田克己副校長は、多数の出願があった背景について「広尾学園と同等の国際教育を受けるチャンスがあること、語学やICTに力を入れていることに注目していただいた。伝統的というより新しい教育に関心がある保護者が多いように思う」と説明する。オンラインで行った計7回の学校説明会には、毎回1000人以上が参加した。

教員の層も厚い。広尾学園から着任した14人のうち7人が外国人だ。外国人教員は広尾学園の看板の1つ、インターナショナルコースで経験を積み、英語だけではなく理科や数学なども教える。

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