人員削減に関するニュースが後を絶たないアパレル業界。各社が着手した希望退職には、会社の想定を大幅に上回る数の中高年社員が手を挙げた。
そうした人たちは何を思い、職場を離れる決断をしたのか。アパレル関連企業を50代で退職し、他業界への転身を決めた元社員や元販売員の4人に話を聞いた。(個別取材を基に座談会形式で構成)
Aさん:昨年大手アパレルを希望退職。転職活動中
Bさん:百貨店販売員(契約社員)を昨年退職。今春から医療法人に転職
Cさん:6年前に大手アパレルを希望退職。現在は電機メーカー勤務
Dさん:5年前に老舗アパレルを希望退職。現在は金融業界で働く
Bさん:百貨店販売員(契約社員)を昨年退職。今春から医療法人に転職
Cさん:6年前に大手アパレルを希望退職。現在は電機メーカー勤務
Dさん:5年前に老舗アパレルを希望退職。現在は金融業界で働く
転職市場での評価が低い
――アパレル企業をなぜ退職したのですか。
A 新卒からアパレルで勤めてきたが、商品が売れず値引きが年中行われる状況を見て、「業界全体が構造的に限界に来ている」と5年ほど前から感じていた。
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