新型コロナ需要を追い風に、11期連続で過去最高の営業利益を更新。
──中期経営計画の初年度から、23年3月期目標の営業利益65億円はおろか、26年3月期までの長期経営構想の目標である営業利益100億円を超過します。計画を見直す必要は?
計画を変える必要はない。今年度(21年3月期)の上方修正は、新型コロナ関連のPCR検査試薬などの特需が大きいためだ。新型コロナ関連の売り上げは今期120億円になると想定している。来期にこれが60億円を下回ることはないだろうが、減るのは確実だ。
毎年の計画数値をいたずらに変えることはやめておく。施策をどれだけ業績数値に落とし込めるかが大事だ。ただし実質的な収益力が上振れれば、当然長期構想の目標数値は変えないといけない。
──アンジェスからのワクチン製造受託が注目されています。それ以外でもCDMOの需要は強いですか。
もともと当社が手がけている、その他の国内CDMOの仕事が想定以上にある。細胞加工や遺伝子検査用ウイルスベクター(遺伝物質を細胞に送るためのツール)の製作がいちばん大きいが、再生医療等製品の品質検査や品質管理の仕事も好調だ。
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