「ゲームチェンジでGAFAと同じ投資はしない」 インタビュー/NTT社長 澤田 純

印刷
A
A
さわだ・じゅん 1978年京都大学工学部卒業後、日本電信電話公社(現NTT)入社。96年に再編成室でNTT再編に関わる。米国法人副社長、NTTコミュニケーションズ副社長などを経て2018年から現職。(撮影:尾形文繁)

特集「反撃のNTT」の他の記事を読む

2018年の就任以来、NTTの澤田純社長は海外事業の拡大をにらみ、組織再編や大企業との提携など新たな手を矢継ぎ早に打ってきた。澤田氏の視線の先にあるのは「GAFA」の脅威だという。「ゲームチェンジをしなければいけない」と語る澤田氏の真意は何なのか。

──20年12月にNTTドコモを完全子会社化しました。このタイミングで決断した理由は?

ドコモはNTTグループにとって収入面、利益面、人材面でも重要な会社だ。だが、携帯電話契約数のシェアがもう10年以上、毎月のように下がり、売上高と利益の面では3番手になってしまった。

ドコモを強くすれば、NTT全体が強くなる。完全子会社化したからといって自然にドコモが強くなるわけじゃない。意思決定を速くして、グループ間の連携を深める。現在研究開発を進めている「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」構想を実現するためにも、ドコモとの連携強化は必須だ。

──ドコモの完全子会社化は国内の足場固めです。一方、社長就任時から強化している海外事業ではどのような姿を目指しますか。

「BtoBtoX」と呼ばれるモデルだ。われわれ(B)が法人や自治体の顧客(B)にいろいろなソリューションを提案して、その先のエンドユーザー(X)向けに一緒に新しい事業をつくる。海外ではもともと国内以上にBtoBの色が強い。システム構築やプラットフォーム(データセンターやソフトウェア)などソリューションに近い部分をやっている。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内