ネスレが中国の飲料水事業から撤退 飲料水事業を青島ビールに売却すると発表

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スイス食品大手のネスレは8月28日、中国本土の飲料水事業をビール大手の青島啤酒集団(青島ビール)に売却すると発表した。売却金額については公表していない。

今回売却するのは飲料水のグローバルブランド「ネスレ・ピュアライフ」の中国本土での独占使用権、中国市場向けブランド「大山」と「雲南山泉」の所有権、および上海市、天津市、雲南省昆明市にある3つの生産子会社の全株式だ。これは、一部の高級ミネラルウォーターの輸入販売を除いてネスレが中国本土の飲料水事業から全面撤退することを意味する。青島ビールによれば、買収は同社側から提案し、ネスレがそれを受け入れた。

ネスレは全世界の飲料水事業の再編を進めている。今年6月11日には、グローバルブランドを除いた米国とカナダの事業を売却すると発表した。中国本土からの撤退はそれに続く動きだ。

なお、中国本土では飲料水以外の事業に関しても、缶詰や飲料が主力の子会社である銀鷺食品の事業売却を検討している。ネスレは今年4月に発表した1〜3月期の決算報告書で、銀鷺食品のピーナツミルクと八宝粥の事業について売却の可能性を含めた見直しを行っていると明かした。ただし、銀鷺食品が手がけるネスレブランドの缶および樹脂ボトル入りコーヒー事業は継続する方針だ。

(財新記者:劉沛林、沈欣悦、原文の配信は8月29日)

中国の独立系メディア「財新」の記事は東洋経済オンラインでも配信しています。
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