サンデルの政治哲学 <正義>とは何か 小林正弥著
政治哲学者マイケル・J・サンデルによる「ハーバード白熱教室」が、なぜ大反響を呼んだか。(1)ハーバードというブランド、(2)大衆社会における知のオアシス、(3)対話型講義の新鮮さ、(4)演劇的アート(技術・芸術)、(5)事例と道徳的ジレンマの吸引力、(6)政治哲学という新ジャンルの魅力、(7)日本や世界の時代状況とのマッチ、(8)東アジアの文化的伝統、という八つの理由が考えられる。
サンデルの政治哲学の軸心は、「正義」と「善」の関係を問うところにある。「善ありし正義」という正義観、コミュニタリアニズム的共和主義を説くサンデルの政治哲学の核心に、長年交流のある政治哲学者の著者が全著作のポイントを読み解きながら迫る。
平凡社新書 987円
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