年明け早々にラスベガスで行われる展示会CESは、かつての家電ショーからテクノロジーショーへと転換を図っている。とりわけ5Gサービスが開始されてから初となる今年は、従来とは異なる業界からの出展も多い。
デルタ航空もその1社だ。同社CEOのエド・バスティアン氏は、旅行業界としては初めてCESの基調講演を担った。
さまざまな新サービスを発表
基調講演では、搭乗者向けアプリ「Fly Delta」、機内エンターテインメントの充実、フルボディー式パワードスーツを使った機体整備環境の改善、それにAIの活用によって顧客満足度の高いサービスを提供するシステムなどについて語られた。
その中でもひときわ注目を浴びたのが、Misapplied Sciences(ミスアプライド・サイエンス社)が開発したPARALLEL REALITY(パラレル・リアリティ)技術を用いたマルチビュースクリーンだ。
ミスアプライド・サイエンス社は、2014年設立の技術開発ベンチャー。彼らが提供する技術を用いることで、同じディスプレイに異なる内容のサイネージを見せることができる。
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