ドラッグストアはいずれ「大手3社」に集約されていく 業界首位ツルハホールディングスのトップが激白
ドラッグストア業界で売上高首位を走るツルハホールディングス(HD)。GMS(総合スーパー)最大手・イオンのグループ会社(出資比率12.8%)で、北海道を地盤に東北から九州まで全国に2081店舗を展開する(2019年8月時点)。食品販売や化粧品の対面販売の強化、そしてPB(プライベートブランド)の育成などが奏功し、2019年5月期は売上高7824億円(前期比16.2%増)、営業利益418億円(同4.0%増)と、業績好調をキープする。
17年に杏林堂HDや18年にビー・アンド・ディーHDなどの買収を進め、18年に売上高でウエルシアHDを抜き、業界トップに立った。とはいえ、経営統合に向けて協議を進めるマツキヨHDとココカラファインの大型連合が誕生すれば、業界首位の座が入れ替わることになる。ツルハは今後、どのような戦略で挑むのか。同社の堀川政司社長を直撃した。
3グループぐらいに集約されていく
――業界再編の機運が高まっています。
ドラッグストア業界は数年以内には、3社ぐらいまで統合が進んでいくだろう。ドラッグストア以外の業態でも、例えばスーパーマーケットや家電量販店、ホームセンターなどで統廃合があった。ドラッグストアはまだ10グループぐらいが緩やかな連携をしている状況だ。あくまで個人的見解だが、3グループぐらいに集約されていくとみている。
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