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参議院議員・日本維新の会政調会長 浅田 均 政策にはめっぽう強い「維新の頭脳」の実像

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結党から9年。死屍累々の野党の中で、維新は勝ち残ってきた。政治家として華やかな舞台とは無縁だが、軍師としての評価は高い。

維新のまとめ役として活躍し、3年前に初めて国会議員になった。カメラマンのリクエストに応じてポーズを取ったが、照れたような様子を見せた。参院議員会館の自室で(撮影:尾形文繁)

EU(欧州連合)離脱問題で揺れる英議会下院が11月6日に解散となり、12月12日に総選挙が実施される。解散の2カ月前の9月上旬、日本維新の会政務調査会長の浅田均(あさだ・ひとし 参議院議員)は、政界を引退した維新の元代表の橋下徹と2人で、EU本部のあるベルギー・ブリュッセルとロンドンに出かけた。

維新の出発点は2010年4月の大阪維新の会の結成である。以来、浅田は橋下、現代表の松井一郎(大阪府議会議員、大阪府知事を経て現大阪市長)と並んで「維新の3本柱」と呼ばれてきた。「党の顔で牽引車」の橋下、「政治力と交渉力」の松井、「理念と政策」の浅田という組み合わせだった。

浅田は政界入りの前、米スタンフォード大学留学やパリのOECD(経済協力開発機構)日本政府代表部の専門調査員、OECD勤務の経験があり、ヨーロッパの情勢に明るく、英語とフランス語を使いこなす。橋下と海外視察に出かけるのも初めてではなかった。

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