「哲学界のロックスター」とも呼ばれるマルクス・ガブリエル。現在、売れっ子の哲学者だ。
ガブリエルの著書『なぜ世界は存在しないのか』(邦訳)は発売から1年余りですでに3万部が売れている。「知をテーマにしている講談社選書メチエの哲学関連本史上2番目の売上部数を達成した」(講談社学術図書編集・ 編集長の園部雅一氏)という。ちなみに1位は2002年に発売された『人類最古の哲学』(中沢新一)だ。
ガブリエルの関連本も売れている。NHK出版新書の『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』(丸山俊一)は、発売3カ月で3万5000部と快進撃を続けている。NHK出版の担当編集者・倉園哲氏は「哲学系などで、こんなに売れるのは異例」と驚きを隠さない。『マルクス・ガブリエル ─新しい実在論─』(『現代思想』18年10月臨時増刊号)も注目されている。ガブリエル関連の本や雑誌は今後も増えていきそうだ。
ガブリエルは1980年生まれ。09年に歴代最年少でドイツの名門ボン大学の哲学正教授に就任し、話題になったという。
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