高齢男性はなぜ思いどおりに働けないのか? 日本の男性の多くは60歳以降の働き方に満足していない

印刷
A
A

60代前半から70代前半の人々には、健康で働く余力が十分あるといわれている。それにもかかわらず、60代前半から70代前半にかけて、多くの人々が仕事を辞めて引退している。

この年代の人々は、働きたいのに働くことができないのか、それとも、もう働きたくないのか。一方、働き続けている場合、本当は働きたくないのに働かざるをえないのだろうか。

このような特徴を持つ高齢者の事情を理解するため、近年、画期的で有効なデータが収集されている。50歳以上の中高齢者を対象とした「くらしと健康の調査(JSTAR:Japanese Study of Aging and Retirement)」である。同調査は、東京大学・市村英彦教授を代表者とする研究プロジェクト「多様な個人を前提とする政策評価型国民移転勘定の創成による少子高齢化対策の評価」の一環として実施されている。

本稿では、清水谷諭・内閣府主任研究官、小塩隆士・一橋大学教授らと筆者が共同で執筆した、高齢者の働く余力について分析した論文を基に、研究成果を紹介していきたい。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内