東証マザーズやジャスダックに上場する中小型株は、個人投資家に人気がある。成長企業は増益率が大きかったり、株価を動かす材料に敏感に反応したりするからだ。値動きのよさが中小型株投資の魅力だ。
昨年1月からの市場別の指数を見ると、マザーズやジャスダックは、日経平均株価を超えるパフォーマンスを挙げている。マザーズは昨年春に高値をつけた後に大きく下げ、今年になってからもアップダウンが激しく安定しない。ジャスダックは昨年悪かったが、今年春以降は順調だ。

昨年のマザーズは、そーせいグループ、CYBERDYNE、ミクシィといった時価総額上位の銘柄に物色が集中、指数を押し上げた。その後、そーせいは半値以下、CYBERDYNEも半値近くまで下落した。今年に入ると、マザーズでの物色対象はスマートフォンのゲームやバイオ関連に移り、指数そのものは今年6月、昨年来高値にほぼ並んだ。
今年のマザーズを牽引したスマホゲーム銘柄(企業)は、在庫や販売力が必要なく、企業規模が小さくても人気ゲームをリリースできれば株価は大きく上昇する。バイオ銘柄については、米国のナスダック企業が堅調なこと、アンジェスなどの銘柄が値上がりしたことによる。
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