有料会員限定

NHKニュースはなぜ一発でわかるのか? 報道局の"秘伝のルール"公開

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
NHK放送センター内のニュースセンター(東京・渋谷区)。取材情報はここに集約される

特集「学び直し国語力」の他の記事を読む

1本につきおよそ1分30秒という限られた時間で、さまざまな事象を伝えるNHKのニュース。政治・経済や科学技術などの入り組んだ話題を、ながら見・ながら聞きをしている視聴者に1回で伝えている。その秘訣は、原稿作成術にあるようだ。

具体例として、金融政策についてのニュースを日本経済新聞とNHKとで比べてみた。

「米連邦準備理事会(FRB)は20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2008年の金融危機後の量的緩和政策を完全に終結し、大幅に膨らんだ保有資産の縮小を始めると決めた。08〜14年に購入した米国債などの保有量を、10月から段階的に減らす。米景気は拡大局面が続き、金融引き締めは15年末の利上げ開始に次ぐ新たな段階に入る」(日経新聞9月21日夕刊)

「アメリカの中央銀行FRB=連邦準備制度理事会は、20日まで開いた金融政策を決める会合で、市場に大量の資金を供給する量的緩和策で膨らんだFRBの資産規模を来月から段階的に縮小していくことを決めました。これによってFRBは金融危機後の異例の金融政策を、正常な状態に戻す対応をさらに進めることになります」(NHK NEWS WEB9月21日)

関連記事
トピックボードAD