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コメ兵買い取り現場の裏側 名古屋流ビジネスの本家

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バイヤーの修業には終わりがない。伝承されてきた感覚やノウハウを教育プログラムと現場で伝授していく。写真左は鈴木健二さん(撮影:永谷正樹)

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いかにも「名古屋らしい」企業。コメ兵のことを、そう言い切ってしまっても異論を唱える名古屋市民は少ないだろう。

大須の古着屋「米兵商店」としての創業は1947(昭和22)年。それから約70年、「いらんモノはコメ兵に売ろう」のベタなフレーズも、ちょっと背伸びした感のある横文字の「KOMEHYO」も、いかにも名古屋的に受け入れられ成長してきた。そして次の飛躍を遂げるため、コメ兵は「モノ」だけでなく「ヒト」にも目をかける。バイヤーと呼ばれる仕入れ担当者のことである。

コメ兵におけるバイヤーは、店頭での接客から商品の真贋チェック、適正な買い取り価格の提示までをこなす、まさしく肝心要の人材だ。現在は宝石、時計、衣料、ブランドバッグなどの専門分野に特化したバイヤーが100人以上在籍する。ただし、その「買い取り力」などのスキルは一朝一夕では身につかない。

「1年をかけた教育プログラムが組まれ、年間30人ほどが教育を受ける。そこでバイヤーに認定されても、日々現場で能力を磨かねばならず、実際は終わりがないようなもの」 こう話すのは経営企画本部バイヤー教育グループマネージャーの加藤裕介さんだ。2年前に発足した同グループには、バイヤー教育の徹底、効率化を目指して加藤さんら中堅バイヤーが集められた。「これまでのバイヤーの仕事は現場で感覚的に教え込まれるものだった。対して、脈々と伝承されてきた感覚やノウハウを明文化し、100時間の座学と実技、そして数百のチェックリストで合否判断する社内検定基準をつくるのがわれわれの役目」と加藤さん。

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