有料会員限定
日本株上昇は米国頼み 自動車減益が足かせに
企業の業績見通しが冴えない中、市場の様子見ムードが続いている。
あと1円51銭届かなかった。4月中旬から切り返した日経平均株価は、5月16日に2万円まであと一歩のところまで迫りながら押し戻された。
日本株市場は、株価の急変動を作り出して利ザヤ稼ぎを狙う海外ヘッジファンドに左右されやすい。3月初旬から4月初旬にかけて大幅下落したのも、その後大きく上昇したのも、海外投資家の大幅な売り越し、買い越しによるものだ。
ただ彼らは「往って来い相場」を演出しただけにすぎない。年初からのパフォーマンスを見ると、日経平均は米S&P500や独DAXの後塵を拝している(図表1)。
株価の上値を抑えてしまっている大きな要因は企業業績だ。4月下旬から決算発表シーズンを迎え、企業業績に注目が集まったが、今期の見通しは全体として冴えないものだった。
東洋経済が集計した3月期決算企業全体の今期純利益予想(5月15日までの発表分)は前期比6.2%増。前期実績の11.4%増から鈍化が見込まれる。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら