
連日報じられる森友学園問題。国民の関心は依然高い(写真は森友学園の籠池泰典氏)(時事)
3月15日の「出来事」は民放テレビ界では「異常」ともいえることだった。
テレビ朝日系列は、午後6時30分から第4回ワールドベースボールクラシック(WBC)の第2次ラウンド1組の日本代表「侍ジャパン」とイスラエルの試合を中継した。
日本は8-3でイスラエルを下し3戦全勝で同組1位となり、4強入りして決勝ラウンド進出を決めた。
WBCで日本が勝利を重ねるごとに国民の関心は高まり、決勝進出を懸けたこの試合の平均視聴率は25.8%に達した。
注目すべきは、日本・イスラエル戦後の午後9時54分からの同局看板番組「報道ステーション」である。
試合が大幅に長引いて野球中継は同番組枠内で約1時間続いた。ハイライトとなった「侍ジャパン」勝利の瞬間の視聴率は36.6%を記録、その勢いであったとしても「報道ステーション」の平均視聴率も22~23%に及んだ。同番組の年初からの平均視聴率が11~12%であることからも、同日はほぼ2倍という、ニュース番組として信じがたいレーティングを獲得したことがわかる。
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