〝羊の皮をかぶった狼〟である金融機関に相談していては、個人のおカネは殖やせない。コストの低い商品を選ぶなど、シンプルで正しい金融資産運用法を身に付けよう。
おカネを殖やしたいと思っている人にとって、金融機関は“羊の皮をかぶった狼”。たくさんのワナがあるので注意が必要だ。
そもそも金融機関に資産運用の相談をしてはいけない。“お客様のために”という顔をして手数料を稼ごうとしている。それが証券会社、銀行、生命保険会社といった金融機関の経済的な現実だ。
マイナス金利政策で、金融機関の収益性は低下した。金利が低いので貸し出しや証券運用で利益を出すことが難しい。そのため金融商品の販売手数料で稼ごうとしている。
人は相談をすると、わずかではあっても心理的に借りができる。この心理状態で商品提案を受けると、そのデメリットについて冷静に考えることは難しい。そこでダメ出しをして断れる人は少ないだろう。
金融機関は無料相談窓口を設けているところが多い。だが、そこにいる担当者には人件費が支払われている。“無料”とうたっていても、担当者の時間を使えば、金融商品の販売手数料という形で、おカネを取られると考えるべきだ。
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