年5%超の高利回り、実態はあくまでも投資
ソーシャルレンディング
「利回りの高さが魅力」。30代の男性はそう言って、ソーシャルレンディングへ約100万円投資する。
ソーシャルレンディングとは、金融機関から融資が得られないような企業への高金利の融資資金を、インターネットなどを通じて募る事業だ。投資家と企業をつなぐ仲介運営会社がファンドを組成。そこに個人が出資し分配収益を得る。
たとえば業界3位級のクラウドバンク(日本クラウド証券運営)は、「風力発電ファンド40号」などをサイトに掲載し、出資者を募っている。このファンドの目標利回りは年6.4%、目標金額は7025万円で、風力発電など再生可能エネルギー事業を運営する合同会社へ融資する。ただし、その合同会社の名前は明かされない。ファンドはこの合同会社以外にも融資している。このファンドに投資しようという個人投資家は、実際のおカネの流れを知ることはできないのだ。ほかのソーシャルレンディング運営会社も同様の仕組みになっている。

それでも資金は集まる。冒頭の30代男性は2014年から複数のソーシャルレンディング運営会社に50件近く投資してきたが、すべて償還されたという。ただし6カ月などと掲げられている運用期間が突如短縮され、3カ月などで早期償還されるケースも半数ほどあるという。
「レンディング(融資)」との名称だが、個人投資家にとっては、実態はあくまでも投資。出した資金が戻ってこないリスクも踏まえたうえで臨みたい。
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