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ベビー用品の西松屋、ヒット商品連発の舞台裏 大手電機のリストラ技術者が新風を吹き込んだ

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ベビー用品の西松屋チェーンがヒット商品を連発している。その原動力は大手電機メーカー出身の「リストラ技術者」たちだ。

「ほかの色も一緒に購入したいのですが、ありませんか」

ベビー・子ども用品専門店の西松屋チェーンが昨年9月に発売した「ストレッチパンツ」が空前のヒットとなっている。発売するや否や話題となり、売り切れる店が続出。今年春に再入荷するなど、累計50万枚を売り上げている。

高い伸縮性やお尻を包み込む深めの股上が特徴。税込み879円と低価格なうえ、ピンク、黄、青、グレーなどカラーサイズを豊富にそろえたことで、まとめ買いをする親子連れが相次いだ。

パナソニック退職後62歳で空前のヒット

このかつてないヒットを生み出したのはリストラ退職した異業種の出身者だ。男児アウター商品部長の黒崎敏彦、62歳。大手電機メーカー、パナソニックでカーナビ開発などに携わってきた技術者である。

パナソニックに20年以上勤め、後半はカーナビやオーディオなど自動車関連中心に携わった(撮影:今井康一)

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約4年前、パナソニックの業績が急速に傾き、社長の津賀一宏の下で始まった全社リストラ。定年を目前にした58歳のとき、20年以上勤めた古巣を後にした。

次の道をどうするか迷ったが、西松屋が技術者を募集していることを知って手を挙げた。黒崎は「西松屋を知らなかった」が、幹部との面談で「すぐに来てほしい」と懇願され、退職から1週間も経たず別世界に飛び込んだ。

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