有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #「俺たちのベビー用品」

「世界を席巻した人たちが来た」 大村禎史 西松屋チェーン社長

4分で読める 有料会員限定

西松屋チェーンの大村禎史社長に、メーカー技術者を大量採用する狙いを聞いた。

おおむら・よしふみ●1979年京都大学大学院工学研究科修了、山陽特殊製鋼入社。85年西松屋チェーン入社、取締役。2000年から現職。61歳。(撮影:今井康一)

──PB(プライベートブランド)商品の開発をなぜ強化しているのですか。

PB商品は20年以上前から手掛けていたが、ベンダーや問屋にかなり依存していた。だが、他店と差別化するためには、もっとお客さんの立場に寄った本格的なPB開発が必要だ。当社がイニシアティブを取り、企画から生産、品質、数量管理まできちんとできる体制にしたい。だが、当初は自分たちだけではなかなかうまくいかなかった。たまたま三洋電機の業績が悪くなる中、(日本にチェーンストアを伝えた)渥美俊一先生から「家電メーカーの技術者を採用して、生産管理などをやってもらったらいい」とアドバイスをもらい、数年前から技術者採用を本格化した。

──手応えはありましたか。

最初はこちらも何を造ってもらったらいいかというのがわからなかった。三洋電機から来てもらった浜田昇治さんとは売り場を一緒に回ってベビーカーがいちばんメカニカル的だと思って(笑)。「造ってもらえますか?」とお願いした。

一人でポツンと頑張ってもらいながら、米国研修などチェーンストアの勉強もしてもらった。ただこちらから「ああしてくれ、こうしてくれ」ということは言わなかった。1年半ほど経って商品が完成して、「あ、これはいけるやないか」と。

──電機業界から移ってきた技術者はどういう人たちですか。

皆さん優秀な方だ。日本の電機業界が世界の市場を席巻した、一番の時代を過ごした人たちばかり。家電、半導体、電機メーカーなどからどんどん技術者に来てもらえる今はチャンスだ。ベビー用品も家電もモノづくりという意味では一緒。当社は900店近い店があるが、安定した品質のよい商品を大量に造っていくという過程も一緒だ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数