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会社と創業家のすれ違い 内紛に揺れる大戸屋

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役員人事をめぐり、会社と三森家が対立。6月23日の株主総会で何が起きるか。

国内で約340店を展開する大戸屋。三森久実氏の没後、人事をめぐって対立が表面化した(撮影:尾形文繁)

定食チェーンを展開する大戸屋ホールディングスから、複数の役員が次々と去っている──。

2015年7月に実質的な創業者だった三森久実氏が57歳で急逝。その後、今年2月には、息子の智仁氏(27)が一身上の都合で辞任した。6月23日の株主総会では、生え抜きで海外事業担当と経営管理部門担当が長い役員2人、社外取締役3人の、合計5人が退任する見通しだ。亡くなった久実氏を含め、この1年で実に、10人中7人の役員が辞める計算になる。

久実氏が亡くなってから、役員の刷新を推し進めているのが、12年から社長を務める窪田健一氏(45)だ。今回の総会で会社側は、窪田氏など3人の取締役の残留と、8人を新たな取締役に選任する計画を立てている。かつて会長や副社長を務めた人物が再登板する内容も含まれる。

こうした人事案に創業家側は反発を強めている。元取締役の智仁氏は「能力がある海外事業担当役員の退任や、元役員の再登板に疑問がある。社外取締役全員の退任にも十分な説明がない」と、会社側の人事に反対を表明した。

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