有料会員限定

「仮想通貨」覇権争いの裏表 よみがえるビットコイン

✎ 1 ✎ 2
拡大
縮小

ビットコインを筆頭とする仮想通貨が再び脚光を浴びている。吸い寄せられる企業と人、そしてリアルマネー。

東京・丸の内の東京銀行協会ビル内に「フィノラボ」という施設がある。金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)を融合させるフィンテック。その分野のベンチャー企業を支援する拠点だ。

3月18日の夕刻、ここで「ブロックチェーンサービス開発の裏側」と題されたトークイベントが開かれた。聴衆の中には著名株式投資家の姿も見られた。「ウルフ村田」として知られる村田美夏氏だ。

村田氏はツイッターによる情報発信で人気を集める一方、個別株名を挙げて「資金筋が結集している」などとツイートすることから「特定の株式の買いをあおっている」とも批判される人物である。この日のお目当ては、登壇したテックビューロの朝山貴生社長だったと思われる。昨年12月以降に同社との提携を発表した企業の多くは、その直後から株価が急騰している(図1)。

[図1]
拡大する

特集「「仮想通貨」覇権争いの裏表」の他の記事を読む

価値交換の場となる取引所は要衝

株式投資家からも脚光を浴びる存在となったテックビューロはビットコイン取引所「Zaif(ザイフ)」の運営からブロックチェーン技術の開発までを行う。ビットコインは2009年に誕生した仮想通貨だ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内