有料会員限定

エネルギー危機など サウジが攪乱要因に イランとサウジの対立をどう読み解くか

印刷
A
A
イランの核合意の履行に関して述べるオバマ大統領。これで経済制裁が一部解除されるが、それが中東の新たな火種になる可能性がある(AFP=時事)

国際情勢を分析する場合に、分析者は所属する地理、文化、伝統によるバイアス(先入観、偏見)から、どうしても逃れられなくなる。本連載が想定する、がっついた若手ビジネスパーソンもその例外でないと思う。しかし、国際社会での熾烈な競争の中で生き残っていくためには正確な情勢判断が必要だ。この観点から、1月3日にサウジアラビアがイランとの外交関係断絶を発表した後の緊迫した中東情勢と、6日の北朝鮮による核実験(北朝鮮は水爆実験と自称)を比較してみたい。

インテリジェンスの専門家にとって、中東危機のほうが北朝鮮の自称・水爆実験よりも国際情勢に与える影響が大きいことは自明だ。それにもかかわらず、日本のメディアの報道だと北朝鮮の核実験が実態よりはるかに大きく見えてしまうため、大多数の日本人ビジネスパーソンが国際情勢の構造変化を見誤る危険があると筆者は懸念している。

1月初旬、筆者は某情報大国の元インテリジェンス機関幹部と意見交換をした。そのとき、先方が述べた内容をメモにしたので紹介する。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内