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グローバル英語の現場 敵対する環境でも交渉できる英語力

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実践編 鍛えた英語力で何をどう伝えるか

敵対する環境でも交渉できる英語力
グローバル英語の現場

 

ふなかわ・あつし●グローバル・インパクト代表パートナー。東芝、AIG、米コンサルティング会社を経て現職。米国でMBA取得。(撮影:風間仁一郎)

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グローバル化の広がりで、ビジネスの最前線も「全球化」している。いろいろな地域にいる相手と緊密にコミュニケーションを取りながら、ボーダーレスに仕事をする機会はこれまでになく広がっている。

にもかかわらず、「グローバルビジネスで本当に使える英語力」について、正確に認識している人は意外と少ないのではないか。私はこの現実に大きな危惧を覚えている。

本当の英語力はテストで測るべきではない

グローバル企業の研修に行くと、TOEIC900点台であるにもかかわらず、「点数が下がった」と悩む、“英語のできる人たち”が山のようにいる。そんな人たちに問いたい。「あなたは英語で戦えますか」と。

私が主張する、ビジネスで使える英語力とは、図表1の下表に示すとおり「敵意を持つ相手とも交渉できる」かどうかに懸かっている。

[図表1]
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多様性に満ちたグローバルビジネスの現場では、そもそも相手が非協力的で敵意を持っている場合もあれば、お互いの理解が食い違ったり、コミュニケーションに誤解が生じたりして、予期せぬ衝突が起きる可能性もある。相手が感情的になり議論が立ち行かなくなるのも珍しいことではない。そうした場面で自分の任務を遂行するには、やはり英語を使ったコミュニケーションで解決を図るしかないのだ。

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