金曜日19時半。東京・六本木のバーに次々と人が集まってくる。日本人もいれば外国人もいる。仕事帰りのビジネスパーソンが中心だ。
「いろんな国の人と話したいと思って、飲み会のノリで来た」と語る都内の30代の男性会社員もビールを片手に「ハイ!」「こんにちは!」と笑顔で話しかけていた。
SNSが取り持つリアルな国際交流
日本で外国人と気軽に話す機会は少なかったが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の発達がハードルを下げつつある。
たとえばSNSの「Meetup(ミートアップ)」が、外国人と交流できる場として注目を浴びている。活動内容や地域を検索するだけで、オフラインで集まるグループの一覧を探せるので、ここ2~3年で急速にグループが増えた。
米国発祥でまだ日本語のサイトがないため、日本では英語圏をはじめ欧州の利用者が多い。主宰者の多くは訪日観光客や在日外国人。そして参加者は、地元の人と親交を深めたい外国人や、英語を使って海外の人と友達になりたい日本人が多い。
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