政治とカネ 海部俊樹著

生い立ちから始まり、29歳での初当選、恩師・三木武夫の教え、“三角大福”たちの確執、海部内閣誕生の経緯、さらに小沢一郎との蜜月と別れ、政界引退までをつまびらかにした、元首相による回顧録。

田中角栄には「政治は力だよ。力は数、数は金だ」と言われ、首相就任時には小沢一郎に「担ぐ神輿は、軽くてパーなヤツが一番いい」と揶揄されたことなども忌憚(きたん)なく明かしている。

比較的クリーンなイメージの著者だが、カネの呪縛から逃れられない。「必要的社会悪」と割り切り、何とか自分を納得させていたことなど、政治が決してきれい事だけでは済まないことも告白する。55年体制を動かしてきた政治の裏側が暴露される。

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • コロナ後を生き抜く
  • 最強組織のつくり方
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
人気の動画
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
「ニッポン半導体」敗北の真相
「ニッポン半導体」敗北の真相
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
勝ち組シニアと負け組シニア<br>定年格差

「45歳定年」発言に対し一部で猛反発。現実には法改正で70歳までの雇用確保が今春努力義務化されました。人生100年時代といわれる今、従来の定年はもはやなくなりつつあります。老後も働くシニアが第二の人生を勝ち抜くためにすべきことは何でしょうか。

東洋経済education×ICT