政治とカネ 海部俊樹著

生い立ちから始まり、29歳での初当選、恩師・三木武夫の教え、“三角大福”たちの確執、海部内閣誕生の経緯、さらに小沢一郎との蜜月と別れ、政界引退までをつまびらかにした、元首相による回顧録。

田中角栄には「政治は力だよ。力は数、数は金だ」と言われ、首相就任時には小沢一郎に「担ぐ神輿は、軽くてパーなヤツが一番いい」と揶揄されたことなども忌憚(きたん)なく明かしている。

比較的クリーンなイメージの著者だが、カネの呪縛から逃れられない。「必要的社会悪」と割り切り、何とか自分を納得させていたことなど、政治が決してきれい事だけでは済まないことも告白する。55年体制を動かしてきた政治の裏側が暴露される。

  

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