ユーロ 危機の中の統一通貨 田中素香著

ユーロ 危機の中の統一通貨 田中素香著

ギリシャ危機を契機に、日本でかまびすしい「ユーロ崩壊」論。その論拠は多くが「通貨は一つだが、(ユーロ加盟国の)財政はバラバラ」という根本的な問題を指摘する。これに対して。三十年余にわたり、原初時代からEU、ユーロを研究対象にしてきた著者は「危機を糧にその制度が改善され、将来一段と強い通貨に発展する」と見通す。

その展望のために、なぜ危機がここまで激発したか、危機の背後にある「リージョナル・インバランス」問題とは何か、危機の中で各国政府・欧州中央銀行・IMFはどう動き、中でもPIIGSと称されるアイルランド・南欧諸国は今後どうなるか、の問題に冷静な分析を加えつつ、ユーロの今後を考える。

岩波新書 840円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 就職四季報プラスワン
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 若者のための経済学
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
新車販売の3割が自社登録<br>BMW「自爆営業」の実態

高級輸入車BMW。その国内販売店で今、大量の新車が中古車として売られている。日本法人が課した厳しいノルマで、ディーラーが自社登録しているのだ。本誌はBMWジャパンの強引な販売の証拠となる内部資料を入手。背景にも迫る。