あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの 菅伸子著
菅直人・第94代内閣総理大臣の夫人が、総理の知られざる人間像をつづった。
夫からは「家庭内野党」と呼ばれ、自身「日本一うるさい有権者」と称する著者が、二人のなれ初めから、市民運動にかかわりながら弁理士として働いていた夫との当時の暮らし、三度の選挙落選の後、国会議員として初当選した頃のこと、首相夫人になって劇的に変わった生活など、40年連れ添った夫との関係を赤裸々に語っている。
首相は、初選挙で落選した頃から、自民党に代わる政党を作って政権交代したいと語っていたという。その思いは遂げられたわけだが、先の参議院選挙で民主党が敗れ、本書の表題が詰問調になるのは避けられそうもない。
幻冬舎新書 798円
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