丸ノ内線に「銀座線の電車」がときどき走る理由 普段は直通運転していない車両がなぜここに

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東京メトロ丸ノ内線の御茶ノ水駅付近を走る銀座線の電車(写真:traway/PIXTA)

ある日、東京メトロ丸ノ内線の霞ケ関駅ホームで電車を待っていると、赤い丸ノ内線の電車ではなく黄色い銀座線の1000系がやってきて驚いたことがある。また、取材で千代田線北綾瀬駅の近くにある綾瀬車両基地で開かれたイベント「メトロファミリーパーク in AYASE」に行くと、千代田線の車両だけでなく南北線の9000系、さらに有楽町線・副都心線の10000系も停まっていた。

普段は直通運転などしていないのになぜ別の路線の電車が走っているのか、車両基地になぜつながっていないはずの他線の車両があるのか、気になったことがある人もいるだろう。

その秘密は、異なる路線間を結ぶ連絡線にある。このような線路は地上を走る鉄道なら見ることができるものの、地下鉄の場合はどこにあるかわからないため、ミステリアスな印象を受ける。東京メトロと都営地下鉄の例を見てみよう。

丸ノ内線と銀座線はつながっている

まずは冒頭の、東京メトロ丸ノ内線に銀座線の電車が走っていた理由からだ。

丸ノ内線と銀座線の乗り換えがもっとも便利な駅といえば赤坂見附だ。同駅は2層構造になっており、地下1階・2階ともに同じホーム上で丸ノ内線と銀座線の乗り換えができる。つまり、両線の線路が隣り合っているわけだ。ここに連絡線がある。

東京メトロの赤坂見附駅付近の地上。この道路の下あたりに銀座線と丸ノ内線の連絡線がある(筆者撮影)

連絡線の場所は駅のホーム南側(溜池山王・国会議事堂前側)で、地下深くにある山王下方面改札口の上付近にあたる。地上でいうと、山王グランドビルの前、外堀通りの下あたりといったところだろうか。

同駅は第2次大戦前の1938年に、現在の銀座線の前身の1つである東京高速鉄道の駅として開業。当時はここで渋谷方面に向かう路線と新宿方面に向かう路線を分岐させるという計画があり、その乗り換えの便を図るため2層構造で造られた。丸ノ内線の開業は戦後の1959年だ。

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